きのこメモ 忍者ブログ
& きのこに関係ないつぶやきなど…
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先日、初雪が降った。
私の住むあたりは薄っすらと白く積もっただけで、昼ごろには綺麗に解けてしまい
もう少し夏タイヤでも大丈夫・・・と、冬タイヤに替えていなかった。
きょうは支笏湖近くの漁川に行ってみようと
真駒内を通ると歩道脇に小さな雪山(雪かきをしてまとめた山)が、まだ解けずに残っていた。
それと畑には雪が積もっているところがあったりと
先日の雪は、私の住むあたりより札幌市内のほうが降った様子。
真駒内を抜け支笏湖のほうへ向った。
道路の両脇の雪を見ながら途中から夏タイヤでも大丈夫かな?と心配になったけれど
ダメなら引き返せばいいか・・・
途中枝が何本も折れていて
このあたりは吹雪だったんだろうな・・・と思いながらと車を走らせた。

漁川に着いた。
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ここは奥漁橋から少し下流のところで、
30cmくらいの積雪があり、そこへ着くまでチョット大変。
科博のT先生は、冬の漁川に来たことがあるそうだけど
もし雪の積もっていた冬なら
川に下りるまで結構大変だったんじゃないだろうかと思わされた。

漁川からグルッと支笏湖をまわり美笛峠を越え、羊蹄山麓まで行こうと
思っていた。
羊蹄山麓でダイダイフチドリクヌギタケが出ている頃で、たぶんキナメツムタケなんかも
出ているだろう・・・。
下は途中の支笏湖の景色。
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手前の山は風不死岳(フップシダケ)、雪を被っているのは樽前山。

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左に見える山は恵庭岳。中央の奥に見える山は漁岳。
6月頃から7月頃にかけ湖水につかっているテトラポットにはたくさんの藻類がついていた。
しかし、この時期藻類は殆どついていないように見える。
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支笏湖周辺では雪がなく、これなら美笛峠も大丈夫だろうと
峠に入る手前で
ルスツでGSに寄っていかなくっちゃ・・・と思ったその時
財布を忘れてしまったことに気が付いた。
大回りして帰る余裕はないぞ・・・最短距離で帰らなければ・・・。
なくなくUターン。千歳から江別を通り帰ってきた。

これから峠も走ること考えたら、やはり替えなくっちゃと
冬タイヤに履き替えた。ガソリンも満タンにした。
しかし明日の天気予報は雨。
きょうは折角晴れていたのに・・・(きのこ採集に行けないじゃないT T).
ドジッ!


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ホームページを開設したのが2002年で、途中サーバーを変えたりしているものの開設してから8年になる。
この間、知らない方からのメールもたくさん頂戴し
何かの折に「ホームページ見てますよ」と言葉も掛けられたりしてきた。
ありがたいような・・・恥ずかしいような・・・やはり「ありがとうございます」だよね。

しかしである。
自分のHPの稚拙さを棚に上げて人様のことは言えないんだけど
気に入らないことがひとつある。
メールフォームに「お気軽に」メールをくださいと記載してはいても
名前のないメールには閉口。
時々あるんだよね・・・名前のないメールが。
はじめての人にメールで何かを尋ねるときは
先に自分の名前を名乗るのは、常識じゃないのかと思うのは私だけ?
それとも私の頭が固いのだろうか。

以前からメールフォームに「お名前のないメールには、返信しないこともあります。」と
注意書きしているにも関わらず、きょうも差出人の名前がないメールが届いた。
(お名前とか必須に出来たら良いのだけど・・・書き替えの仕方がわからない)
メールフォームに
(注)お名前(実名)のないメールには、返信をしませんので悪しからず・・・です。
と書き直した。
14日、急遽実家に行く用があり道南まで行ってきた。
実家からの帰り道、長流川周辺にある宿に飛び込みで泊まってみようと
いつもは通らない道を走った。
虻田を過ぎた頃、ふと噴火湾の方を見ると夕陽がとても綺麗。
少し小高い丘にあるパーキング場から写真を撮ってみた。
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陽が沈むと暗くなるのは早く、北湯沢温泉につく頃に辺りはすっかり暗くなっていた。
天然温泉の民宿の看板が目に入り、飛び込んでみた。
ひなびた昔の小さな旅館といった感じで、通された部屋は
6畳間に一間半くらいの縁側があった。風呂場の陰になり部屋から長流川は見えないけれど
川の流れる音が聞こえている。
温泉に入った後は、ビールを飲みながら布団に横になりテレビを見ながらゴロゴロした。
さあ寝ようと明かりを消した。・・・ところがなかなか寝られない。
たぶん2~3時間くらい寝ただろうか。朝5時過ぎには朝風呂に入り6時頃には宿を出た。

北湯沢温泉から白老に向った。
下は白老滝
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立ち寄った白老川の川原で、秋風に揺れながら野菊がいっぱい咲いていた。
どこの原っぱや路傍にもあって何も珍しい花じゃない。
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昔、「野菊の墓」なんてテレビでやっていたことがあったよなぁ・・・
そういえば、何年か前、N内さんから
「ノギクという花名はないんだよ。路傍によく咲いているのはノコンギクといって・・・」
と野菊にはいくつかの種類があることを話していただいた。
そのことを思い出しながらよく見ると、ピンクや濃い紫色や白色もある。
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家に帰ってからよく見てみようといくつかを摘んできた。
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なかなか綺麗。

下の種は紫色もピンク色もユウゼンギクと分かった。
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野の花図鑑を見ると下の種もユウゼンギクらしい(かな?)。
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ありふれた野菊だけれどなかなか美しいよね。
んで花差しに使ったビンは
娘が外国へ行ったときのお土産で、キノコの水煮が入っていたキノコ瓶^ ^。
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 北海道キノコの会の春の研修会のとき、会員発表でキハラタケではないだろうかと数枚の写真を出したことがあった。
下の写真は、スイスの菌類図鑑に掲載されているAgaricus augustusと比較するために作ったもの。上がA. augustusで下がキハラタケ(?)。
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これは今井三子先生のキハラタケの原記載に、「A. augusutusと似ているが、鱗片が少ない(或は小さい?)ことで、容易に区別がつく」とあることから、鱗片の度合い、また顕微鏡所見も違い、比較するためにタブーと思いながら作った。
大きな違いは、キハラタケかもしれないと思われる種に側シスチジアがあることであった。
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先日、先輩のN井さんから
「同じキノコだと思うんだけど、側シスチジアがないんだよね」
と7年前に採集していた種の記録と乾燥標本を預かった。
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写真は少し緑かかっていることを考慮すると
私の採集したきのこと同じきのこのように見える。
しかし、乾燥標本のヒダを一枚取り、切片をつくりのぞいて見ると、確かに側シスチジアはなかった。
別種なのだろうか、もしかしたら私がキハラタケかもしれないと思っているのは違うもので、N井先輩が採集したものがキハラタケなのかも知れないとも思っていた。

土曜日、S川市へ行った折、帰りにキハラタケ(?)の発生する場所に寄った。
幼菌が1本だけ出ていた。たぶん、これが出始めでこれからたくさん出てくるのだろうと思い
その幼菌を持ち帰った。
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紙袋に入れ2日間冷蔵庫に入れたままだった。乾いてしまい、しんなり状態。
傘は開かずそのままなのに、ヒダは灰褐色になっていた。
ヒダの切片をのぞいてみると
側シスチジアが見当たらない。
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もしかしたら、このキノコは幼菌時、側シスチジアが形成されていないのではないだろうか・・・。

もし、幼菌時側シスチジアが散見されないとすれば
以前、レオピーさんからお預かりした標本(下の写真の右側)は
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側シスチジアがなく、柄の状態も違うことから別種としていた
私の見解は間違いだったのかもしれない。
(柄の鱗片は取れ易く、成菌では殆ど付していない)
左側と右側のきのこは同じである可能性あり・・・。

ふむ- -;。
S川市に行ってきた。
いっとき、暑い日が続き、きのこはナリを潜めていた。けれど近頃は夜になると結構涼しくなったので、
日中の気温差が出てきて、きのこも出始めているのでは・・・と思い出かけた。
途中、車を走らせながら石狩川を見た。こんなにお天気が良いのに川の色はカフェオレ色。
数日前に雨が降ったけど、そんなにひどかったかな?と思い公園につくと296f1f70.jpeg
写真の場所はわずかに傾斜していて、たぶん雨水が川のように流れた跡だと思う。このような場所があちこちにあったので、このあたりは土砂降りだったのだと思わされた。ここに来て、石狩川がカフェオレ色だったのもうなづけた。

この公園では、8月~9月に昨年も一昨年もタマゴタケがかなり出ていた。
ところが、きょうは一個も見られなかった。
Amanita pachyvolvataと思われるきのこが見つけられたら良いなと思っていた。
テングタケ科のきのこは、カバイロツルタケ1本とコナカブリツルタケとツルタケが数本見られただけだった。
それと、きっとここには黒いキツネタケが出そうと、黒いキツネタケを探してみた。
キツネタケのキもなかった(前回来た時、キツネタケ・ウラムラサキ・カレバキツネタケがあった)。
あったのはベニタケ科のきのこといくつかの科のきのこが少々。
あれだけあったヤマドリタケモドキやススケなどは全く見られなかった。

下のきのこは、来るたびに見かけているきのこで、フウセンタケ科のきのこ。
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このきのこのにおいは温和で、何となく食用に出来るんじゃないか
そんな気がしていた。
子実体の一部をかじって見ると、苦い!
激ニガではないけれど、ひどく不味い(かなり不快)。
ボイルしたらどうなるかな?と、子実体を1個採取し家に帰ってきてから2切れ茹ででみた。
茹で汁のにおいも温和。
味は、生でかじった時の不快な不味さはなく旨みがあるけど、苦味はなくならない。
フウセンタケ科で苦いきのこがあるんだ・・・。
食毒不明、食不適。
しかし、なんというきのこだろう?

さて、8月初旬にかなり出ていたシャカシメジ
まだポツポツ出ていて
誰かが採ったあとがあった。
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出始めのも何個かあった。
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別な場所では見逃されたのか、成長したのがあった。
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これは、食材で採取。
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一人なら、充分すぎる量。
いつかごま油でいためて食してみようと思っていたので
ごま油でじっくり炒め、塩少々で味を調え
フライパンからシャカシメジを取り出し、ピーマンを炒め添えた。
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う~ん、酒の肴にうってつけだね。
おいしゅうございました。

昼夜の気温差がもう少し出ると、きのこたちはまた出てくるように思う。
今は、今ひとつといった感じ。
追加の土を10袋買ってきた。
しかし、畑を少し小さくしてみようかとミンチ石を置き変えた。
土は5袋で間に合った。
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土の上に撒く枯葉を拾ってきた。
普段使わない(フキを茹でる時しか使わない)大鍋を出してきて
枯葉をぐつぐつ煮沸。
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何となく、スス病菌とかサビ病菌がついていそうで
そのまま畑に撒くのは抵抗があって煮沸消毒。
これで乾燥したらOKかな?
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枯葉は足りなければ、また拾ってくれば良いので
これで準備万端OK^ ^v.

今年は無理かもしれないけど、来年から3~4年は楽しめると思う。

 先日、頼んでいたマイタケのホダ木が届いた。
なんか、自分ちの畑で食べごろを見計らってマイタケが採れるなんて、ワクワク♪だよねぇ。
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その畑を作ろうと、ウラの小さな畑に穴を掘り、
穴の周りを在り合わせのミンチ石で囲った(並べ方が雑で恥ずかしい)。
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畑は180×100cmくらいの大きさ。
マイタケのホダ木を袋から出し、並べた。
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並べて見ると畑は少し大きかったようだ。
14L入りで10袋あれば、土は間に合うんじゃないかと思い
その買ってきた土を被せた。
ところが、全く足りず・・・あと10袋くらいは必要みたい。
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それと雨による泥はね対策を考えなきゃ・・・
ネットでは枯葉を土の上に置いている。
枯葉の調達ねぇ・・・
枯葉はあるところに、あるんだろうけど
う~む、どこから調達しようか・・・

と、今フツーとはちょっと違う家庭菜園を楽しんでいる。



蝶の鱗粉を覗いてみた。
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光の加減で、鱗粉によって色が変わって見える。
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たぶん構造色というのだろうか、光の当たる加減と構造によって反射する色があるのだろう。
これまたミクロの不思議な世界だね。

鱗粉はひとつひとつが刺さるように並んでいる。
下はかなり鱗粉がはがれ落ちた部分で何枚か刺さっている部分を撮った。
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一枚一枚の構造はどうなっているのだろうと、高倍率で撮ってみた。
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どのような構造だと何色を反射するとか・・・全く分からないけれど
その蝶の羽が持つ模様に見えるために、
決められた構造の鱗粉があるべきところに並び模様を織りなす・・・
人間技では到底叶わない・・・自然の驚異というのかなぁ・・・凄いことだよね。


野幌森林公園のアカエゾマツ林で白っぽいチャワンタケを見つけた。
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写真のチャワンタケの大きさは2~3cmで老成すると褐色になるみたい。近くには5cmくらいに達するやや大きい子実体もあった。最初、ナヤノシロチャワンタケだろうかと採取してきた。

胞子を見て、全然違う・・・であった。
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イボというのか突起というのか平滑からは程遠い。
輪郭に焦点をあわせると
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深度の違う輪郭と表面の写真を合成すると、下のようになった。
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下は子嚢
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側糸は先端部分が膨らんだ糸状。
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顕微鏡所見はPeziza succosaに一致。
袋に入った割れた子実体を見ると、割れた部分や触れた部分と思われるところが
黄変していた。たぶんPeziza succosaと思われる。


しばらく更新をサボっていた。
「きのこメモ」というタイトルを変えようかと思う。
続けられそうにないので、「タマのブログ」とか「お気楽ブログ」とか?
ふむ・・・、何が良いのか思いつかない。

きょうは、支笏湖へ行ってきた。
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水は相変わらず綺麗。
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支笏湖周辺の森では、そこそこ色んなきのこが出ていて
(全然わからんヤツばかり)
久しぶりに綺麗なクサハツに出会った。
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しばらく前に、ニコンCoolpix995がヤフオクで1,000円で出品されていた。
動作確認をしていないジャンク品だったので、他に入札なし。
動作しないことも覚悟で入札した。結局は1,000円で落札し、
なんら動作に問題ない商品だった。そのE995で撮った写真。
どんなに画素数の高いカメラで撮ろうが、へたっぴな人よりは
ずっと綺麗だと思っている。
まだまだE995を使っていこうと思う。
(そのうち、もう少し安くなったらキノコ用にオリンパスE620 を入手するつもり)

昨日は雨降りで、水溜りが出来たところに
ミヤマカラスアゲハが吸水にやってきていた(こちらはニコンD80)。
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珍しい蝶でもないのだけど、この蝶はつくづく綺麗だと思っている。
そっと近づき、写真をパチパチ撮っていると、そのうちの1匹(1頭?1羽?)が
羽を広げてくれた。
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別なところの蝶も羽を広げていた。
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昨年、アゲハチョウの標本を作りたいと思っていた。
だけど、こんな綺麗な蝶を捕るのは忍びない。
なにも、楽しませてくれている蝶を捕ることはない・・・山道を走行中
交通事故にあった蝶を拾えば良いのだ。

帰り道、案の定十数匹の蝶が道路に落ちていた。
そのうちのいくつかを拾った。
全く無傷のが2匹(全身打撲?)、それは簡易に展翅用、
↓は鱗粉の顕微鏡のぞき用。
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↑は表、↓は裏。腹部分がなくて無残だけど・・・。
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暇を見つけ、鱗粉を顕微鏡でのぞいて見たいと思う。


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