きのこメモ 忍者ブログ
& きのこに関係ないつぶやきなど…
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昨日、羊蹄山麓へ行って来た。
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上の写真を撮った後、5分もしないうちに山は雲で見えなくなってしまい
ポツポツと雨が降り出してきた。残念ながら、昨日は羊蹄山を撮ったあと
カメラを出すことはなかった。

雨の中、フィールドとしているアカエゾマツ林へいきDiscina leucoxanthaを見てきた。
D. leucoxanthaは幼菌の黄色っぽい状態から、やや褐色になっていた。
何個か採取してきた。
  このきのこは、成熟するまでにかなりの時間を要し、成熟した後はあっという間に腐敗してしまうように思う。
乾燥標本を作ろうとして、幼菌の状態で乾燥してしまうと胞子の観察が出来ないので
突起のある胞子が出来るまで待っていると、子実体はすでに腐敗し始めている。
そんなこんなで、標本をこれまでに作ることができなかった。
今年はなんとか乾燥標本を作成しておきたい。
たぶん、国内では平塚の博物館以外に標本はないと思うので
標本を博物館に収めておきたい。

以前、このきのこを調べているときに
Index fungorumを見て、Gyromitra leucoxanthaになっていて
Discina leucoxanthaはシノニムになっていることには気が付いていた。
たぶん、分子系統的にはフクロシトネタケよりもシャグマアミガサタケに近いから
Gyromitra属なんだろうけども、胞子に突起のあるD.leucoxanthaやD. gigas(オオシャグマタケ)がなぜGyromitra属か・・・と気分的に不服だった。
そんなんで、突起のある胞子を持つD. leucoxanthaやD. gigasは
ずっとDiscina属にしていた。
しかし、O前さんから「シノニムですよ~」と言われ
やはり新しい分類に逆らうことは出来ないのかな・・・とチラッと思った。

それはさておき
なぜ何年も前からこのきのこが気になっているのかといえば
平塚の博物館に収められている目録にDiscina convoluta(=D. leucoxantha) の図(下)が載っていて
これまでその図のような胞子を散見することができなかった。
2.JPG
下は5年前、採取したD. leucoxanthaの胞子写真
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しかし、今年、下の胞子形態を確認することが出来た。
(腐りかけの子実体で、バクテリアだらけ)
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このような胞子形態であれば
D. convolutaの胞子図と似てなくもない。

これは、成熟すれば突起はもっと小さくなり、
5年前に撮った写真の胞子の形態になるのであって
D. convolutaの胞子図はもしかしたら胞子の完全体ではないのではないか
そんなことを思わされている。
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今時期、とっても気になるのがDidcina leucoxantha
私のよく行くアカエゾマツ林はまだ残雪があるものの随分と地面が出ていた。
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散策路を歩くと、2個見っけ・・・今年は出ているかも知れないと地面が出ているところを歩いてみた。
出てる出てる♪
3~40個は出てた。
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いっとき1㎡に数個出てるほどの年もあった。今年はそれほどの群生ではないけれど
いっぱい出てる。
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一昨年や昨年の状態から、この場所にはもう出ないんじゃないだろうかと危惧し、あらたな発生地を見つけなくっちゃなんて思っていた。良かった・・・今日は来た甲斐があったとルンルン。
他にはエナガクロチャワンタケやクロチャワンタケ・ベニチャワンタケ・マツノコベニサラタケが見られた。


きのう、明日と明後日はどこへ行こうかあれこれと考えていた。
昨日の天気予報は夕方から崩れるとあったが、あまり気にしていなかった・・・というか
雲っても雨降りとは考えていなかったのだ。
朝目覚めると、「何だ? この暗さは」と一瞬まだ明け方なのだろうかと思ってしまった。
時計を見ると6時半。
カーテンを開けると、強い風と雨に満開から散りかけていた桜の花びらはすっかり落ち
ていた。
そうか・・・きょうは疲れを癒す日にしよう・・・。
そう思いながらPCに向って珪藻ギャラリーのページを作り変えていた。
こんなお天気の日は体調もパッとしない。
頭も働かずサクサクと出来ず、午前中いっぱいかかってやっと出来た。
窓の外を見ると雨はやみそうにない。
明日は晴れるだろうか(晴れて欲しい、せめて雨は上がってほしい)・・・。
天気予報を見ると、晴れ時々曇り。
よっしゃ明日は羊蹄山麓へ行くぞ!





我家のマメ桜はやっと3分咲き。
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石狩北部の望来にある戸田記念墓地公園の桜は来週あたりが見頃だろうか。
この雨は、きっときのこたちにとって恵みの雨なんだろうと思いながら
この季節は、やっぱりうららかな春爛漫に晴れて欲しいと思う。

きょうは、用があって北大付属図書館に行ってきた。
お天気が良いのに風が冷たかった。
市内の桜は7分か8分咲き。
春爛漫の暖かさに戻れば一気に満開になるのだろう。
たぶん円山あたりに行けばもっと桜は咲いているのかもしれない。
我家の庭の桜はやっと数輪咲いているものの
こんなに遅いのは始めて。

きのうは雨降りで風もあってお天気は悪かった。
それでも防風林に出ているかもしれないハルシメジ似のきのこが出ていないか
見に行ってきた。残念ながら見つけることが出来なかった。
ついでに、ヒラタケが出ているんじゃないかと、出ていそうな倒木を見ると
あったあった。
今頃のヒラタケは身がしまり、味も香りもよく、おまけに虫が入っていないので
喜んで採取。
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大きな倒木一本のアチコチに出ていたのでかなりの量が採れた。
(近所の方におすそ分け)

少し時間があり、野幌森林公園のアカエゾマツ林に行ってみることにした。
Discina leucoxanthaは発生していないだろうか・・・だった。
羊蹄山麓に、いっときかなり発生していたこともあったけど
近年は殆ど発生しなくなってきているので、あらたな発生地を見つけなくっちゃ・・・
と雨の中、野幌森林公園のアカエゾマツ林を彷徨った。
見つかったのは、出始めのオオシャグマとEntoloma sp。
雨が降っていたので、三脚は持たずパッと手持ち撮影。
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Entolomaのほうは、見事に手ブレでピンボケ。
家に帰ってきてからブツ撮りをした。
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何となくハルシメジにも似た小型のきのこ。
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アカエゾマツに発生なので、ハルシメジの仲間でないことは確か。
だけどさっぱりわからない。
それでも、そのうち分かるかもしれない・・・と胞子と担子器
かさ表皮の組織を撮ってみた(シスチジアは無いように思う)。
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かさ表皮の菌糸先端は膨らんでいて、これはひょっとして
同定にこぎつけることが出きるかも・・・なんて思った。
甘かった。
今のところ該当するきのこは見つからない。

 2日前、庭仕事をしていてスギナは何とかならんだろうかと思いながら根を取っていた。
ニリンソウを枯らしてしまうあのキンカクキンのきのこ
(某地でおびただしいキンカクキンのきのこを見て
「ここのニリンソウ全滅するよ」と仰った某先生の言葉が頭に残っている)
スギナを好むキンカクキンのきのこってないんだろうか
ドクダミを好むキンカクキンのきのこってないんだろうか
ギシギシやタンポポも
もし、そんなキンカクキンのきのこがあれば・・・なんて想像した。
そしたらそこらじゅう茶色のチャワンタケが発生するんだろうか
庭や道路端や空き地にもそこらじゅうチャワンタケだらけになったら
と、アホな想像をしていた。
そこらじゅうチャワンタケだらけになるのも困りもんかも・・・^ ^;

gajinさんの「おけら日記」を拝見すると
文字より先にぽかぽかと暖かさを感じる写真が目に入った(4月18日付)。
http://gajin.sblo.jp/
わぁ・・・いいなぁ!・・・であった。

私は、昨日母の入院している病院へいき、その帰り道羊蹄山麓をまわって帰ってきた。
道路は途中の峠も路面が出ていて夏タイヤでもOK.
だけど羊蹄山麓の畑は炭粉をまいている所はやっと土が見えてきたところで
まだ残雪多し。
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写真を撮ったのは夕方の5時半頃で、曇り空だったので
暗~い寒々とした感じ・・・。

んで、私のよく行くトドマツ林はというと
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道路脇にはまだ数十cmの積雪がある。

入り口は、こんな感じ
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とても、きのこどこではない。

GWを過ぎると地面が見えてきて探索できるかな?

先日、お邪魔した某会の会合・・・5名しかいなかったけれど。
そこで本に載せるきのこ写真の撮り方の話になった。きのこを画面いっぱいに撮ってしまうと後で処理がし難くなるので、その撮り方は良くないと話した。ところが5名のうち一人Aさんがきのこの特徴を捉えるために出来るだけアップで撮るのが良いのだと譲らない。林やバックの背景などを入れてきのこを小さく撮れとは言っていない、トリミングできる余裕を持った撮り方をすれば、元画像の縮小率とトリミングできのこ自体のアップも出来るし画像自体の大きさも処理できることを3人がいくら説明しても通じない。こりゃダメだと3人とも閉口してしまった。
その会では、会員の写真の撮り方から勉強しなければならないとAさんは強く訴えている。これからも会員にきのこをフレームいっぱいいっぱいに撮るよう勧めるのだろうか。たぶんAさんは画像を縮小したこともトリミングしたこともないのだろう。過去に伊沢さんから写真の撮り方を手ほどき(一度だけ)受けたと掲げる前に、あの人の撮り方が悪い、この人の撮り方が悪いと言う前に、アンタがまず勉強すべきでしょ・・・と思ってしまった。悪いけど、トップからそんなんじゃ前途多難だね。
 久々に掲示板のほうに手を入れた。
掲示板を置いていて、何が一番嫌かというとスパム投稿。biglobeではCGIファイルを他のサーバー(一部を除き)から直接見ることは出来ず、biglobeにおいたホームページから閲覧するようになっている。なので、infoページを作りそこからbbsにリンクを張っていた。他のサーバーから直リンクで閲覧できないことはスパム投稿を防止できることにもなっていた。しかしながら、アングラソフトの作り手の方が上手で、他のサーバーから掲示板を表示させなくても自動投稿させることは○のカッパなんだろう。投稿キーを設置しても突破されてしまったと聞く。色んな防止策をとってもスパム投稿は絶えない。
画像投稿の不具合から、おしゃべりボードをbiglobeからサクラのレンタルサーバーに移した。これまで以上に投稿URLが拾われ易くなり、一度拾われてしまうとスパム投稿は増える一方になると思う。
野放し状態のスパム投稿、何とか厳重な規制措置法を作ってもらえないだろうか・・・と思う。


陽射しは殆ど春。
随分雪解けがすすみ、一部の田んぼではやっと土が見えるようになってきた。
日当たりの良い庭のすみでチューリップの芽も出てきている。
渡り鳥の鳴き声も聞こえたりと、
仕事は午後からなので午前中白鳥を撮りに行ってみようかなんて思っていた。
が、問題発生。
灯油切れ。厳寒期ではないのでポータブルの電気ストーブでも凌げるけれど、慌てて灯油配送を頼んだ。
4月上旬でも大丈夫なんて思って、外にあるホームタンク(450L)に入っている量を全く確認していなかった。
灯油切れを起こしてしまうと、タンクからストーブまでのホースに空気が入り、あらたに灯油を入れても空気が邪魔をして灯油がストーブまで届かない。そんなわけで業者にエア抜きを頼まなければならない。
灯油を頼んでいる所はストーブやボイラーの故障や分解掃除なんかもやってくれているので
灯油配送がてらの作業料だけで済んだのだけど、切らさないように時々見に行かなくっちゃと反省。

お隣では鋳型のマキストーブを使っていて、ご主人はヒマさえあれば薪割りをしている。
今朝、お隣の玄関前に薪にするらしい木が置かれていた。
その木にエノキタケが出ていた。
「去年の割った薪がなくなったんで、防風林から持ってきたんだ」と言われた。
防風林に行ったらエノキタケを見つけられるだろうか。
きのこ達はひっそりと目覚めているのだろう。
私の「きのこシーズン」開幕も、もう少し。
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