きのこメモ イボタケ科のきのこ 忍者ブログ
& きのこに関係ないつぶやきなど…
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この時期、羊蹄方面へ出かけると、何となく気になるきのこがある。
気にはなるのだけど、この手のきのこはさっぱりわからない。

時折、マツのさわやかな香りがして、苦味は全くない。
最初マツバハリタケではないのか・・・なんて思った。
でも、マツバハリタケを知る人から即座に「違う」と言われた。
かさ肉は淡黄白色で裏面は最初類白色から次第に灰褐色に変わっていく。
下のかさ表面の写真はひび割れて鱗片があるようにも見えるけど
鱗片は見られないので、たぶんSarcodonとも違うように思う。
f5028784.jpg
スイスの菌類図鑑を見るとHydnellum spongiosipesというのに似ている。
スイスの菌類図鑑にこの科のきのこのシスチジアはすべて「Cystidia not seen」と記載されている。
日本新菌類図鑑を見ても、シスチジアのことは全く書かれていないので
たぶん、ハリの先端に見えるものはシスチジアといわず、Marginal cellsとかの類なんだろうかと
思ったら、池田図鑑にはこの科の種にシスチジアとして記載がある。
でも、下のはシスチジアと言わないんだろうな・・・。
e4b4bfe6.jpg
下は組織を見たときに見えた胞子群
「そっかー、胞子がこんなにイボイボだから、イボタケ科なんだぁ」と
一人で納得していた。
spores.jpg
胞子サイズは20個くらいしか計ってないので、実際はもう少し幅がありそう。
何なのか、さっぱりわからんきのこ。
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