きのこメモ 小型ながら・・・ 忍者ブログ
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最初、この顕微鏡を手にしたとき
上から覗き込む体勢でチョット疲れるかも・・・と思った。
( 追記・・・アームが傾くことを、先ほど知りました。)
プレパラートは手動なので不便、あまり使わないかも・・・と思った。
それでも反射鏡なので野外では重宝するかも・・・と思った。
100.jpg
実はどうしてどうして、この顕微鏡は工夫改造され
一眼でステージは動かないといった不便はあるものの
この類の顕微鏡(コンデンサのない顕微鏡)とは全く違っていた。
103.jpg
拡散板(すりガラスに代わるフィルター)、位相差、輪帯照明、グリーンフィルターが円盤状にクルクル回して選択できるようになっている。
MWSで販売しているこの改造顕微鏡は、あと残りわずかという。
(改造は一部モデルで、購入の際は確認が必要です。)
http://micro.sakura.ne.jp/mws/index.htm

さて、この顕微鏡で珪藻の写真を撮ってみた。
拡散板のない状況で撮ったもの↓
38.jpg
次に拡散板のある状況でとったもの↓
10b58030.jpeg
拡散板がないものはコントラストがきつく(撮影状況・画像処理は同じ条件)
干渉縞が現われている。

下の写真は輪帯照明で撮っている。反射鏡のちょっとした加減で、陰が出来てしまっているので、これはもう少し使い慣れると直せると思う。上の写真と格段に写真の雰囲気が変わってくる。
31.jpg
0d5b4453.jpeg
33.jpg
34.jpg
35.jpg
005894a0.jpeg
a784a6ac.jpeg
撮った画像は画像処理ソフトで演算処理、アンシャープマスクなどで調整。
http://park18.wakwak.com/~fungiman/urayama/micro8.htm
この顕微鏡、小型ながらなかなかやるね、といった感じ。


疎動ハンドルは中途の状態で鏡筒にカメラを載せると、ハンドルは最下位に落ちるので、疎動ハンドル最下位の状態で微動ハンドルでピント合わせ。
99.jpg
照明は下の写真のライト(LED)を使っている。
106.jpg

このライト・・・私のお気に入りで
108.jpg
ラジオのほかにサイレンも鳴る。
電池が切れたときには後部にあるグルグルを回して自家発電で充電^ ^.
「ニヴァリスさんは、いつかクマにやられる」なんて囁くように言う人がいるものだから
私は手放せない便利な道具の一つ。
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無題
こんばんは。

珪藻の画像を見て目が点になりました。
同じ顕微鏡を使ってここまで差が出るとは正直思っていませんでした。
でも、考え方を変えれば腕と知識があればここまで出来ることが確認できたのでとても励みになります。m(__)m
(ついつい顕微鏡を覗いてしまいコメントを書くのが遅くなってしまいました。)
他にも、いろいろなテクニックを教えていただきありがとうございます。
これから、いろいろ試したいと思います。
NONAME 2009/11/17(Tue)23:00:25 編集
Re
こんばんは 権兵衛さん^ ^

拡散板あり・なし・輪帯照明、まずこの3つの照明がどんなであるか、撮り比べをしてください。
拡散板がなければ、試料ばかりでなくゴミなどのノイズのコントラストが激しく、ノイズ減算をしなければ非常に汚い絵となってしまいます。
 ちょっとした手間で、随分違うことがお分かりになったと思います。色々試してみてくださーい。
nivalis 2009/11/18(Wed)23:26:02 編集
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