& きのこに関係ないつぶやきなど…
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ここ数日、雨天が続いていた。
この雨で少しはきのこが出てきているのではないだろうか・・・
もしかしたら、ヤマドリタケがそろそろ顔を出しているかもしれない・・・
そんな思いで羊蹄山方面に出かけた。
針葉樹林では
ホウライタケの仲間やクヌギタケの仲間の小さなきのこが群生していたが、
ヤマドリタケは出ていなかった。
別な場所に移動すると
少し遠目で、ミイノモミウラモドキだろうかと見つけたきのこがあった。
近づいてみると、中心部にササクレが有りミイノモミウラモドキではなさそうだ。
よくよく見ると、植生されたケヤキから5・6m離れて囲むように散生している。
何だろうと思いながら・・・いくつか手に取り
これはあの時のきのこと同じだ・・・と思い出したきのこがあった。
4年前、9月にも発生していた
(チョットひどい写真で、あまり見せたくないのだけど)↓。
4年前、胞子の形態に面白みがなく、
おそらくPouzarella亜属のきのこだろうということだけで、不明種にしていた。
家に戻り、きのこを並べた。
簡単にヒダの切片を作り、覗いてみると縁にも側にも
ほぼ同形のシスチジアが見られる。シスチジアの形態・胞子の形態から
どうやら、Entoloma versatileらしい。
ざっと見ただけなので、ちゃんと記録をとり、照合しなくっちゃね。
この雨で少しはきのこが出てきているのではないだろうか・・・
もしかしたら、ヤマドリタケがそろそろ顔を出しているかもしれない・・・
そんな思いで羊蹄山方面に出かけた。
針葉樹林では
ホウライタケの仲間やクヌギタケの仲間の小さなきのこが群生していたが、
ヤマドリタケは出ていなかった。
別な場所に移動すると
少し遠目で、ミイノモミウラモドキだろうかと見つけたきのこがあった。
近づいてみると、中心部にササクレが有りミイノモミウラモドキではなさそうだ。
よくよく見ると、植生されたケヤキから5・6m離れて囲むように散生している。
何だろうと思いながら・・・いくつか手に取り
これはあの時のきのこと同じだ・・・と思い出したきのこがあった。
4年前、9月にも発生していた
(チョットひどい写真で、あまり見せたくないのだけど)↓。
4年前、胞子の形態に面白みがなく、
おそらくPouzarella亜属のきのこだろうということだけで、不明種にしていた。
家に戻り、きのこを並べた。
簡単にヒダの切片を作り、覗いてみると縁にも側にも
ほぼ同形のシスチジアが見られる。シスチジアの形態・胞子の形態から
どうやら、Entoloma versatileらしい。
ざっと見ただけなので、ちゃんと記録をとり、照合しなくっちゃね。
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昨日のチャワンタケについて
当初、学名を確かめもせず「フジイロチャワンタケモドキ」と思い込んでいた。
というのも、日本のきのこに掲載されている「フジイロチャワンタケモドキ」と
スイスの菌類図鑑に載っているPeziza celticaの写真とよく似ていたので
P. celticaがフジイロチャワンタケモドキと思い込んでいたのである。
しかし、フジイロチャワンタケモドキの学名はPeziza praetervisa
P. praetervisaの写真を見ると、紫色はかなり濃い感じがする。
それに、P. praetervisaの胞子は12-14(15)×6-8μm
子嚢のサイズは170-250×9-12μm。
昨日のチャワンタケは14.1-17.7×7.8-9.9μm。
子嚢のサイズは230-280×13-17μm
胞子や子嚢のサイズが明らかに違っているので
「フジイロチャワンタケモドキ」とは違う。
フジイロチャワンタケPeziza micheliiの胞子サイズは
16-17.5×8μ(Dennis 1978 13-17×7-9μm)
子嚢のサイズは(スイスの菌類図鑑)、235-280×11-12μm.1+.
それで、こんなのを見つけてしまった。P.micheliiの外托被は白かったんだ!
(Youtubeには、ホントいろんなのがあるんだね)
わずかであるけれど黄色い汁が出ること・・・これが決定打だろうか
しかし、昨日のチャワンタケがP. micheliiであるなら、自分のHPに載せているのは
果たして本当にP. micheliiであろうか?
うむむ・・・ーー;。
当初、学名を確かめもせず「フジイロチャワンタケモドキ」と思い込んでいた。
というのも、日本のきのこに掲載されている「フジイロチャワンタケモドキ」と
スイスの菌類図鑑に載っているPeziza celticaの写真とよく似ていたので
P. celticaがフジイロチャワンタケモドキと思い込んでいたのである。
しかし、フジイロチャワンタケモドキの学名はPeziza praetervisa
P. praetervisaの写真を見ると、紫色はかなり濃い感じがする。
それに、P. praetervisaの胞子は12-14(15)×6-8μm
子嚢のサイズは170-250×9-12μm。
昨日のチャワンタケは14.1-17.7×7.8-9.9μm。
子嚢のサイズは230-280×13-17μm
胞子や子嚢のサイズが明らかに違っているので
「フジイロチャワンタケモドキ」とは違う。
フジイロチャワンタケPeziza micheliiの胞子サイズは
16-17.5×8μ(Dennis 1978 13-17×7-9μm)
子嚢のサイズは(スイスの菌類図鑑)、235-280×11-12μm.1+.
それで、こんなのを見つけてしまった。P.micheliiの外托被は白かったんだ!
(Youtubeには、ホントいろんなのがあるんだね)
わずかであるけれど黄色い汁が出ること・・・これが決定打だろうか
しかし、昨日のチャワンタケがP. micheliiであるなら、自分のHPに載せているのは
果たして本当にP. micheliiであろうか?
うむむ・・・ーー;。
このところ、顕微鏡を覗いてみる余裕のない日が続いていた。
きょうは娘を病院まで送り、帰り道、遠回りして札幌市内の某公園に行ってみた。
遊歩道をはさんで右に広葉樹林、左に針葉樹、
道なりにプラプラと歩き、下旬になればきっとキノコはそれなりに出てくるのかもしれない。
クロハツらしききのことオオホウライタケがいくつか見られただけだった。
やはり、ここも不作かなと足元を見ると、チャワンタケ。
ん?・・・Peziza celtica?
きょうはこのキノコを見つけることが出来たのでラッキー♪、と採集袋に
チャワンタケを入れた。
家に帰ってきてから採取したチャワンタケを並べてみた。
幼菌のうちは綺麗なウスムラサキ色、成熟するにしたがって茶褐色になってくる。
ん?・・・なんか切った所が黄色っぽく変色している。
ホントにPezaiz celticaだろうか?
スイスの図鑑を見てみると、傷ついたところが黄色くなるとは書かれていない。
では、Peziza michelii(フジイロチャワンタケ)だろうか?
でも、フジイロチャワンタケの外皮托はたしか白じゃなかったはず・・・。
そんなわけで、顕微鏡を覗いてみることにした。
表面のイボがイマイチ写し出せない。
表面のイボは、たぶんコットンブルーで染まるはず・・・
↑かなり、粗いイボ
Peziza celticaのような・・・違うような・・・
今日は時間切れ、今度のお休みに少し調べて見たいと思う。
きょうは娘を病院まで送り、帰り道、遠回りして札幌市内の某公園に行ってみた。
遊歩道をはさんで右に広葉樹林、左に針葉樹、
道なりにプラプラと歩き、下旬になればきっとキノコはそれなりに出てくるのかもしれない。
クロハツらしききのことオオホウライタケがいくつか見られただけだった。
やはり、ここも不作かなと足元を見ると、チャワンタケ。
ん?・・・Peziza celtica?
きょうはこのキノコを見つけることが出来たのでラッキー♪、と採集袋に
チャワンタケを入れた。
家に帰ってきてから採取したチャワンタケを並べてみた。
幼菌のうちは綺麗なウスムラサキ色、成熟するにしたがって茶褐色になってくる。
ん?・・・なんか切った所が黄色っぽく変色している。
ホントにPezaiz celticaだろうか?
スイスの図鑑を見てみると、傷ついたところが黄色くなるとは書かれていない。
では、Peziza michelii(フジイロチャワンタケ)だろうか?
でも、フジイロチャワンタケの外皮托はたしか白じゃなかったはず・・・。
そんなわけで、顕微鏡を覗いてみることにした。
表面のイボがイマイチ写し出せない。
表面のイボは、たぶんコットンブルーで染まるはず・・・
↑かなり、粗いイボ
Peziza celticaのような・・・違うような・・・
今日は時間切れ、今度のお休みに少し調べて見たいと思う。
数日前まで10℃以下の気温が続き、峠では雪の降るところもあった。
今日はこの春一番の暖かさで、20度を超えた。道南のほうでは、5月上旬に桜は満開だったと聞く。しかし、私の住むあたりは五分から八部咲きといったところだろうか。この暖かさで明日当たりは一気に満開になるかもしれない。
ハルシメジ(の仲間)が出ているのではないかと苫小牧へ行ってきた(出ていなかった)。その帰り、支笏湖を回り野幌に寄って来た。野幌で桜は満開だった。
アカエゾマツ林ではオオシャグマが結構な数が出ていた。
ハルハラタケも出ているのではと探してみたけれど、見つからなかった。
例年なら、ハルシメジによく似たきのこも出ているはずと、運動公園の方へ
行ってみたけれど出ていなかった。
やはり数日前までの寒さが、響いているのかな・・・。
この暖かさが続くと、もう2~3日で出てくるのかもしれない。
今日はこの春一番の暖かさで、20度を超えた。道南のほうでは、5月上旬に桜は満開だったと聞く。しかし、私の住むあたりは五分から八部咲きといったところだろうか。この暖かさで明日当たりは一気に満開になるかもしれない。
ハルシメジ(の仲間)が出ているのではないかと苫小牧へ行ってきた(出ていなかった)。その帰り、支笏湖を回り野幌に寄って来た。野幌で桜は満開だった。
アカエゾマツ林ではオオシャグマが結構な数が出ていた。
ハルハラタケも出ているのではと探してみたけれど、見つからなかった。
例年なら、ハルシメジによく似たきのこも出ているはずと、運動公園の方へ
行ってみたけれど出ていなかった。
やはり数日前までの寒さが、響いているのかな・・・。
この暖かさが続くと、もう2~3日で出てくるのかもしれない。
今年、見つけたいと思っているきのこのひとつ。
Russula crassotunicata
きっと、羊蹄山麓にあるはずなのだ。 もちろん日本からは報告されていないきのこで
私自身、見たことがあるような、ないような・・・ (たぶん見かけているのに、見過ごして来ているような気もする)。
ネットで見られる写真を目に焼き付けておこうと思う。
メモ
Russula crassotunicata
Russula crassotunicata
Rogers Mushrooms
Russula crassotunicata identified as host for Dendrocollybia racemosa.
Mushroom Observer
Russula crassotunicata
きっと、羊蹄山麓にあるはずなのだ。 もちろん日本からは報告されていないきのこで
私自身、見たことがあるような、ないような・・・ (たぶん見かけているのに、見過ごして来ているような気もする)。
ネットで見られる写真を目に焼き付けておこうと思う。
メモ
Russula crassotunicata
Russula crassotunicata
Rogers Mushrooms
Russula crassotunicata identified as host for Dendrocollybia racemosa.
Mushroom Observer
4月に入り、雪解けがすすみ
我が家の小さな庭も地面が見えるようになってきた。
(雪割りをすれば、庭の雪はもっと早くに無くなっていた→不精でやらんかった。)
雪が解け、地面が見えてきたその庭にチャワンタケが出ていた。
大きさは5~6cmで、椀形というより皿っぽい。
オオチャワンタケかな?
一応メルツァーで見てみた。
側糸は糸状のものが散見される。
途中が膨らみ、糸状ではないものも散見される。
KOHで封入し、カバーガラスをコツンコツンつつくと
子嚢が飛び出してくるのだけど、側糸はうまく全容がつかめない。
(画像差し替え)
側糸は、糸状のものと、途中膨らみのある側糸が散見される。
子嚢の長さは20個を測ってみると、280~370μm。
側糸のサイズは合致。で、胞子を計測。
(画像差し替え)
胞子サイズも合致。
Peziza vesiculosa、オオチャワンタケで良いのだと思う。
我が家の小さな庭も地面が見えるようになってきた。
(雪割りをすれば、庭の雪はもっと早くに無くなっていた→不精でやらんかった。)
雪が解け、地面が見えてきたその庭にチャワンタケが出ていた。
大きさは5~6cmで、椀形というより皿っぽい。
オオチャワンタケかな?
一応メルツァーで見てみた。
側糸は糸状のものが散見される。
途中が膨らみ、糸状ではないものも散見される。
KOHで封入し、カバーガラスをコツンコツンつつくと
子嚢が飛び出してくるのだけど、側糸はうまく全容がつかめない。
(画像差し替え)
側糸は、糸状のものと、途中膨らみのある側糸が散見される。
子嚢の長さは20個を測ってみると、280~370μm。
側糸のサイズは合致。で、胞子を計測。
(画像差し替え)
胞子サイズも合致。
Peziza vesiculosa、オオチャワンタケで良いのだと思う。
愛媛フォーレの折、佐野書店の販売ブースで「新潟県のきのこ」を購入していた。
そのうちジックリ見ようと思いながら、なかなか開けずにいた。
久しぶりにHPの更新を終え、さて図鑑を眺めてみようと手に取り
開いてみると、えっ?えっ?
シロムラサキシメジ(新称)があって、学名はLepista irina (Fr) Bigelow となっている。
L. irinaはハタシメジのはずでは…?
原色日本新菌類図鑑ⅠP69 に、ハタシメジL. irina の簡略な説明があり
「北海道きのこ図鑑」(増補版)2007 高橋郁夫著 亜離西社、
「北海道のキノコ」2006 五十嵐恒夫著 北海道新聞社でもL. irinaはハタシメジとなっている。
ついで「新潟のきのこ」のハタシメジの学名はLepista sordidaになっている。
Formaとあるので、ハタシメジはコムラサキシメジの分化?品種?
う~む???
カキシメジにもいくつかの種があり
カキシメジ・・・柄は繊維質で傘と同色
カキシメジモドキ・・・柄は傘と同色であるが上部は少し白い
オオカキシメジ・・・傘に比べて柄が短く、白い(古くなるとシミ)
柄だけの違いを書き出してみたけれど
私がHPでカキシメジとしたものは↓どうやらオオカキシメジらしい。
で、↓はカキシメジモドキなんだろう・・・
HPのカキシメジについては、そのうち書き変えをしなければならないと思っている。
それと、掲載されているニガクリタケの写真は、ホントにニガクリタケなんだろうか?
う~む- -?
そのうちジックリ見ようと思いながら、なかなか開けずにいた。
久しぶりにHPの更新を終え、さて図鑑を眺めてみようと手に取り
開いてみると、えっ?えっ?
シロムラサキシメジ(新称)があって、学名はLepista irina (Fr) Bigelow となっている。
L. irinaはハタシメジのはずでは…?
原色日本新菌類図鑑ⅠP69 に、ハタシメジL. irina の簡略な説明があり
「北海道きのこ図鑑」(増補版)2007 高橋郁夫著 亜離西社、
「北海道のキノコ」2006 五十嵐恒夫著 北海道新聞社でもL. irinaはハタシメジとなっている。
ついで「新潟のきのこ」のハタシメジの学名はLepista sordidaになっている。
Formaとあるので、ハタシメジはコムラサキシメジの分化?品種?
う~む???
カキシメジにもいくつかの種があり
カキシメジ・・・柄は繊維質で傘と同色
カキシメジモドキ・・・柄は傘と同色であるが上部は少し白い
オオカキシメジ・・・傘に比べて柄が短く、白い(古くなるとシミ)
柄だけの違いを書き出してみたけれど
私がHPでカキシメジとしたものは↓どうやらオオカキシメジらしい。
で、↓はカキシメジモドキなんだろう・・・
HPのカキシメジについては、そのうち書き変えをしなければならないと思っている。
それと、掲載されているニガクリタケの写真は、ホントにニガクリタケなんだろうか?
う~む- -?
北海道キノコの会の春の研修会のとき、会員発表でキハラタケではないだろうかと数枚の写真を出したことがあった。
下の写真は、スイスの菌類図鑑に掲載されているAgaricus augustusと比較するために作ったもの。上がA. augustusで下がキハラタケ(?)。
これは今井三子先生のキハラタケの原記載に、「A. augusutusと似ているが、鱗片が少ない(或は小さい?)ことで、容易に区別がつく」とあることから、鱗片の度合い、また顕微鏡所見も違い、比較するためにタブーと思いながら作った。
大きな違いは、キハラタケかもしれないと思われる種に側シスチジアがあることであった。
先日、先輩のN井さんから
「同じキノコだと思うんだけど、側シスチジアがないんだよね」
と7年前に採集していた種の記録と乾燥標本を預かった。
写真は少し緑かかっていることを考慮すると
私の採集したきのこと同じきのこのように見える。
しかし、乾燥標本のヒダを一枚取り、切片をつくりのぞいて見ると、確かに側シスチジアはなかった。
別種なのだろうか、もしかしたら私がキハラタケかもしれないと思っているのは違うもので、N井先輩が採集したものがキハラタケなのかも知れないとも思っていた。
土曜日、S川市へ行った折、帰りにキハラタケ(?)の発生する場所に寄った。
幼菌が1本だけ出ていた。たぶん、これが出始めでこれからたくさん出てくるのだろうと思い
その幼菌を持ち帰った。
紙袋に入れ2日間冷蔵庫に入れたままだった。乾いてしまい、しんなり状態。
傘は開かずそのままなのに、ヒダは灰褐色になっていた。
ヒダの切片をのぞいてみると
側シスチジアが見当たらない。
もしかしたら、このキノコは幼菌時、側シスチジアが形成されていないのではないだろうか・・・。
もし、幼菌時側シスチジアが散見されないとすれば
以前、レオピーさんからお預かりした標本(下の写真の右側)は
側シスチジアがなく、柄の状態も違うことから別種としていた
私の見解は間違いだったのかもしれない。
(柄の鱗片は取れ易く、成菌では殆ど付していない)
左側と右側のきのこは同じである可能性あり・・・。
ふむ- -;。
下の写真は、スイスの菌類図鑑に掲載されているAgaricus augustusと比較するために作ったもの。上がA. augustusで下がキハラタケ(?)。
これは今井三子先生のキハラタケの原記載に、「A. augusutusと似ているが、鱗片が少ない(或は小さい?)ことで、容易に区別がつく」とあることから、鱗片の度合い、また顕微鏡所見も違い、比較するためにタブーと思いながら作った。
大きな違いは、キハラタケかもしれないと思われる種に側シスチジアがあることであった。
先日、先輩のN井さんから
「同じキノコだと思うんだけど、側シスチジアがないんだよね」
と7年前に採集していた種の記録と乾燥標本を預かった。
写真は少し緑かかっていることを考慮すると
私の採集したきのこと同じきのこのように見える。
しかし、乾燥標本のヒダを一枚取り、切片をつくりのぞいて見ると、確かに側シスチジアはなかった。
別種なのだろうか、もしかしたら私がキハラタケかもしれないと思っているのは違うもので、N井先輩が採集したものがキハラタケなのかも知れないとも思っていた。
土曜日、S川市へ行った折、帰りにキハラタケ(?)の発生する場所に寄った。
幼菌が1本だけ出ていた。たぶん、これが出始めでこれからたくさん出てくるのだろうと思い
その幼菌を持ち帰った。
紙袋に入れ2日間冷蔵庫に入れたままだった。乾いてしまい、しんなり状態。
傘は開かずそのままなのに、ヒダは灰褐色になっていた。
ヒダの切片をのぞいてみると
側シスチジアが見当たらない。
もしかしたら、このキノコは幼菌時、側シスチジアが形成されていないのではないだろうか・・・。
もし、幼菌時側シスチジアが散見されないとすれば
以前、レオピーさんからお預かりした標本(下の写真の右側)は
側シスチジアがなく、柄の状態も違うことから別種としていた
私の見解は間違いだったのかもしれない。
(柄の鱗片は取れ易く、成菌では殆ど付していない)
左側と右側のきのこは同じである可能性あり・・・。
ふむ- -;。
S川市に行ってきた。
いっとき、暑い日が続き、きのこはナリを潜めていた。けれど近頃は夜になると結構涼しくなったので、
日中の気温差が出てきて、きのこも出始めているのでは・・・と思い出かけた。
途中、車を走らせながら石狩川を見た。こんなにお天気が良いのに川の色はカフェオレ色。
数日前に雨が降ったけど、そんなにひどかったかな?と思い公園につくと
写真の場所はわずかに傾斜していて、たぶん雨水が川のように流れた跡だと思う。このような場所があちこちにあったので、このあたりは土砂降りだったのだと思わされた。ここに来て、石狩川がカフェオレ色だったのもうなづけた。
この公園では、8月~9月に昨年も一昨年もタマゴタケがかなり出ていた。
ところが、きょうは一個も見られなかった。
Amanita pachyvolvataと思われるきのこが見つけられたら良いなと思っていた。
テングタケ科のきのこは、カバイロツルタケ1本とコナカブリツルタケとツルタケが数本見られただけだった。
それと、きっとここには黒いキツネタケが出そうと、黒いキツネタケを探してみた。
キツネタケのキもなかった(前回来た時、キツネタケ・ウラムラサキ・カレバキツネタケがあった)。
あったのはベニタケ科のきのこといくつかの科のきのこが少々。
あれだけあったヤマドリタケモドキやススケなどは全く見られなかった。
下のきのこは、来るたびに見かけているきのこで、フウセンタケ科のきのこ。
このきのこのにおいは温和で、何となく食用に出来るんじゃないか
そんな気がしていた。
子実体の一部をかじって見ると、苦い!
激ニガではないけれど、ひどく不味い(かなり不快)。
ボイルしたらどうなるかな?と、子実体を1個採取し家に帰ってきてから2切れ茹ででみた。
茹で汁のにおいも温和。
味は、生でかじった時の不快な不味さはなく旨みがあるけど、苦味はなくならない。
フウセンタケ科で苦いきのこがあるんだ・・・。
食毒不明、食不適。
しかし、なんというきのこだろう?
さて、8月初旬にかなり出ていたシャカシメジ
まだポツポツ出ていて
誰かが採ったあとがあった。
出始めのも何個かあった。
別な場所では見逃されたのか、成長したのがあった。
これは、食材で採取。
一人なら、充分すぎる量。
いつかごま油でいためて食してみようと思っていたので
ごま油でじっくり炒め、塩少々で味を調え
フライパンからシャカシメジを取り出し、ピーマンを炒め添えた。
う~ん、酒の肴にうってつけだね。
おいしゅうございました。
昼夜の気温差がもう少し出ると、きのこたちはまた出てくるように思う。
今は、今ひとつといった感じ。
いっとき、暑い日が続き、きのこはナリを潜めていた。けれど近頃は夜になると結構涼しくなったので、
日中の気温差が出てきて、きのこも出始めているのでは・・・と思い出かけた。
途中、車を走らせながら石狩川を見た。こんなにお天気が良いのに川の色はカフェオレ色。
数日前に雨が降ったけど、そんなにひどかったかな?と思い公園につくと
写真の場所はわずかに傾斜していて、たぶん雨水が川のように流れた跡だと思う。このような場所があちこちにあったので、このあたりは土砂降りだったのだと思わされた。ここに来て、石狩川がカフェオレ色だったのもうなづけた。
この公園では、8月~9月に昨年も一昨年もタマゴタケがかなり出ていた。
ところが、きょうは一個も見られなかった。
Amanita pachyvolvataと思われるきのこが見つけられたら良いなと思っていた。
テングタケ科のきのこは、カバイロツルタケ1本とコナカブリツルタケとツルタケが数本見られただけだった。
それと、きっとここには黒いキツネタケが出そうと、黒いキツネタケを探してみた。
キツネタケのキもなかった(前回来た時、キツネタケ・ウラムラサキ・カレバキツネタケがあった)。
あったのはベニタケ科のきのこといくつかの科のきのこが少々。
あれだけあったヤマドリタケモドキやススケなどは全く見られなかった。
下のきのこは、来るたびに見かけているきのこで、フウセンタケ科のきのこ。
このきのこのにおいは温和で、何となく食用に出来るんじゃないか
そんな気がしていた。
子実体の一部をかじって見ると、苦い!
激ニガではないけれど、ひどく不味い(かなり不快)。
ボイルしたらどうなるかな?と、子実体を1個採取し家に帰ってきてから2切れ茹ででみた。
茹で汁のにおいも温和。
味は、生でかじった時の不快な不味さはなく旨みがあるけど、苦味はなくならない。
フウセンタケ科で苦いきのこがあるんだ・・・。
食毒不明、食不適。
しかし、なんというきのこだろう?
さて、8月初旬にかなり出ていたシャカシメジ
まだポツポツ出ていて
誰かが採ったあとがあった。
出始めのも何個かあった。
別な場所では見逃されたのか、成長したのがあった。
これは、食材で採取。
一人なら、充分すぎる量。
いつかごま油でいためて食してみようと思っていたので
ごま油でじっくり炒め、塩少々で味を調え
フライパンからシャカシメジを取り出し、ピーマンを炒め添えた。
う~ん、酒の肴にうってつけだね。
おいしゅうございました。
昼夜の気温差がもう少し出ると、きのこたちはまた出てくるように思う。
今は、今ひとつといった感じ。
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