きのこメモ アネモネタマチャワンタケ類似種 忍者ブログ
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きのう、北海道きのこの会の役員会に出かけてきた。
時間の合間に、N氏からアネモネタマチャワンタケだろうかと
生のきのこを見せていただいた。フクジュソウの近くから発生していたそうだ。

これまで
アネモネタマチャワンタケだろうと思っていた種は、いずれも托外皮層が類球形細胞で構成されていた。
日本の図鑑に載っているアネモネタマチャワンタケの学名はDumontinia tuberosa。
Dumontinia属の托外皮層はレンガを積み重ねたような長方形の細胞らしい。
N氏から預かった子実体を検鏡してみると、やはり類球形細胞だった。
119a.jpg
スイスの菌類図鑑を見ると、学名はSclerotinia tuberosaになっている。
Sclerotinia属の托外皮層は類球形細胞で、
Sclerotinia tuberosaなら、これまで見てきたアネモネタマチャワンタケ類似種は
アネモネタマチャワンタケとしてよさそう。
だけど、Index Fngorumをみると、正式名称はDumontinia tuberosaになっている。
たぶん、本物のアネモネタマチャワンタケは
どこかでひっそりと発生しているのかもしれない。

北海道は、そろそろ田植えの時期で、数日前から田んぼに水が張られている。
役員会の帰り道、田んぼに夕陽が映りとっても綺麗で、思わず車を止め写真を撮った。
091.jpg
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ふふふ。
写真撮りましたか!
とても綺麗でしたよね~。
実は自分も帰り道、車を止めて撮りました。
なかなか面白い写真が撮れました。

レオピー 2009/05/17(Sun)22:04:02 編集
無題
>なかなか面白い写真が撮れました。

今度、見せてくださいな^ ^。
nivalis 2009/05/18(Mon)22:33:27 編集
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